【品川区製造業支援メルマガ】第20号/産業振興課からのお知らせ

更新日:2019年10月01日

【品川区製造業支援メルマガ】第20号 産業振興課からのお知らせ 送信元:品川区産業振興課 (電話)03−5498−6333

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 品川区製造業支援メールマガジン 第20号 2007年 6月 4日

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 編集発行:品川区産業振興課

 Copyright(c)2007 shinagawa.city office.

 本メールは品川区製造業支援サイト登録企業を対象とした

 メールマガジンです

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 品川区産業振興課

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 ■目次

1産業振興課インフォメーション

  ・品川区立ビジネス支援図書館6月の講座

2コラム 〜日本が誇る世界のヒット商品〜

  ・悲運から生まれた乾電池

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      1.産業振興課インフォメーション

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▼ビジネス支援図書館6月の講座▼

 【テーマ】現場品質とコストの造り込みの技術

 開催日・時間:平成19年6月13日(水)18時から20時

 場所:大崎図書館2階 講習室

 講師:伊藤 俊郎(元いすゞ自動車�且蜴磨E品川区ビジネス・カタリスト)

 現場品質の良否は、いわば総合芸術のようなもので、

 4つのM[MAN(人)、 MATERIAL(物)、MACHINE(金)、MIND(意欲)]の

 最適なバランスの総合力によって決定されます。

 これら4つの「M」のうち1つでもバランスが崩れては、

 良い品質は得られず、不良品となります。

 品質には特効薬や妙薬はありません。

 「4M」のそれぞれについて、最適に決められたことを、

 決められたように実施する事によって、良い品質が得られます。

 この講座では、「4M」 の最適について、

 またコストミニマムによる造り込みについて考えます。

 伊藤先生は機械工学専攻のエンジニアで、

 いすゞ自動車の藤沢工場の生産、購買、原価、企画各部門で

 ご活躍後、現在は、電通大で学生に教える傍ら、

 品川区のビジネス・カタリストとして

 相談にのっていただいている、製造現場に詳しい先生です。

 ぜひご参加をお奨めします。

 ■お問い合わせ・お申込み 

産業振興課工業係(Tel.5498-6333 Fax.5498-6338)まで電話

 またはFAXでお申込み下さい。

 >>ビジネス支援図書館6月の講座

 http://lib.city.shinagawa.tokyo.jp/bl/osaki_b_kouza_0715.html

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    2.コラム 〜日本が誇る世界のヒット商品〜

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 ▼悲運から生まれた"乾電池"▼

 世界中の至るところで使われている乾電池、実は日本の青年が

 入学試験を受けられなかったことがきっかけで作られた物だ。

 発明したのは、時計屋の修理工をしていた屋井先蔵と呼ばれる青年である。

 屋井は、年季奉公あけに高等工業学校の試験を受けるために出かけたが、

 わずか5分の遅刻が認められず試験を受けることができなかった。

 このことがきっかけとなり、屋井は電気式の遅れない時計を作ることを

 目指すこととなる。

 屋井は見事に"連続電気時計"の開発に成功するが、このとき電源に使用した

 ルクランシェ電池は、液体状の電解液をガラス容器に封入した物で

 あまりにも使いにくく、冬には凍結してしまうこともあった。

 そこで、屋井は電解液を紙にしみこませるなどの苦心の末、

 "乾いた電池"を世界で初めて開発し、乾電池と命名したのだ。

 しかし、偉大な発明ではあったが、皮肉にも乾電池を使って動かす商品が

 当時の日本にはほとんどなく、まったく売れなかったのである。

 日の目を見るのは、日清戦争中の日本陸軍が寒冷地において凍結してしまう

 液体電池の代わりに屋井の乾電池を採用したことによる。

 このことにより、屋井は「乾電池王」となるのだ。しかしその後、

 松下幸之助というライバルが現れることとなる。自転車屋の見習いから

 身を立てた幸之助は、自転車灯火用ランプと合わせて"エクセル乾電池"を発売した。

 この乾電池は、後のナショナル乾電池のルーツとなる。

 その4年後、惜しくも屋井は短い生涯を閉じた。

 一方で、携帯ラジオなどの製品化により乾電池の需要は急上昇し、

 松下幸之助は、世界の松下となる礎を築いて行くこととなった。

 あまり知られることはないが、屋井先蔵の発明は現在の乾電池の

 スタイルを確立した偉大な発明といえる。

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