【品川区製造業支援メルマガ】第38号/ビジネス支援図書館2月の講座のご案内

更新日:2019年10月01日

【品川区製造業支援メルマガ】第38号 ビジネス支援図書館2月の講座のご案内 送信元:品川区産業振興課 (電話)03−5498−6333

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 品川区製造業支援メールマガジン 第38号 2008年 2月1日

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 編集発行:品川区産業振興課

 Copyright(c)2007 shinagawa.city office.

 本メールは品川区製造業支援サイト登録企業を対象とした

 メールマガジンです

 品川区製造業等支援サイト【MICS】

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 品川区産業振興課

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 品川ネット見本市

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 ■目次

 1.産業振興課インフォメーション

  ・ビジネス支援図書館2月の講座のご案内

 2.コラム 〜日本が誇る世界のヒット商品〜

  ・インクと印鑑を一つに

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      1.産業振興課インフォメーション

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 ▼ビジネス支援図書館2月の講座▼

【テーマ】ものづくり産業のこれから

     〜先端製造業と既存の技術・技能に見る中小製造業の展望〜

 ※講師からのメッセージ:

 大企業の海外進出に伴って、国内での仕事が減少しています。

 このため、これまで大企業に頼っていた中小企業の多くは、

 国内市場で生き残っていくために、独自製品の開発や新分野への参入などの必要性に

 迫られています。そこで、大企業から自立するためには「どういった分野を狙えばいいのか」

 「既存の技術でどういった新しいことができるのか」をテーマに実例を交えて報告します。

 オールドテクノロジーで最先端分野に挑戦し、成功した企業の取り組みなどが

 経営の参考になれば幸いです。

 ※開催日・時間:平成20年2月13日(水)18時から20時

 ※場所:大崎図書館2階 講習室

 ※講師:松本 亮一(�鞄�刊工業新聞社東京本社編集局中小企業部長)

 ※月例講座のご案内《文責:品川区カタリスト・マネージャー 藤井達雄》

 松本亮一先生は、大分大学経済部より日刊工業新聞社に入社、

 機械業界、電機業界、化学業界、流通業界など担当、

 大阪支社編集局の産業部長をつとめた後、2006年より東京本社の編集局で

 中小企業部長としてご活躍中。その豊富な情報をベースに、

 「景気に左右されない企業をいかにして作るか」

 「今迄持っている技術・技能を先端分野に活かす取り組み」

 などについて企業の方々にお話をなさってきた先生です。

 「講師からのメッセージ」にあるとおり、日本企業の海外展開が続く中、

 自社で培ってきた技術技能を基盤として、国内での仕事の確保、

 先端分野での仕事の確保について、お話からヒントを得ていただけたらと思います。

 ご参加をお待ちしております。 

(追伸)お申込後、もし急なご用事で出席できなくなった場合は、

 直前でもお知らせ頂けますよう、よろしくお願い申しあげます。

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://lib.city.shinagawa.tokyo.jp/bl/osaki_b_kouza_0715.html

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 当講座の申込方法:事前に品川区産業振興課工業係まで、

 電話またはFAXでお申込みください。

 ( TEL : 5498-6333 / FAX : 5498-6338 )  

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    2.コラム 〜日本が誇る世界のヒット商品〜

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 ▼インクと印鑑を一つに▼

 アメリカでは契約書などにサインが用いられてきたが、

 日本では昔から印鑑を使う文化を持った。しかし、印鑑は

 捺印するときに朱肉やスタンプ台などが必要で、不便な

 思いをしたことがないだろうか。

 これを解消するため印鑑とインクを一つにできないかと

 考えた会社があった。それはシヤチハタ株式会社である。

 捺印するときにスタンプ台などを必要としないその浸透印は、

 一般的にシヤチハタの名前で親しまれているが、商品名を

 �]スタンパーという。

 元々は乾燥しないスタンプ台を発明した会社である。

 空気中の水分を吸収するグリセリンを使用し、インクが

 乾かない「日の丸印萬年スタンプ台」を発売した。

 商標登録をする際に、日本の国旗を商標としていたが許可が

 下りず、名古屋市に会社を設立した創業者である舟橋高次は、

 名古屋のシンボルである金の鯱を日の丸の中に収め、

 「鯱旗印萬年スタンプ台」とした。これが後々、「シヤチハタ」

 という社名、そして一般的に親しまれている浸透印の呼び名に

 までなった。

 シヤチハタの印面は、多孔質のスポンジのような構造に

 なっている。この細かい穴にインクが貯められ押すたびに

 印面から適量が紙面へと移るのだ。この構造を可能にして

 いるのは、成形するとき原料となるゴムに塩を混ぜ合わせる

 ことだった。成形後、お湯の中で約20時間煮るとゴムの中の

 塩が溶け出し、塩が溶けて無くなった部分に細かい無数の穴が

 出来るのだ。また、インクについては、インクの顔料粒子をナノレベル

 まで小さくコントロールすることで、ムラなく均一に捺印できるように 

 している。

 印鑑を必要とする国だからこそ、シヤチハタは生まれた

 発明品であると言える。大量生産であるためにシャチハタは公文書

 などに使用できないことが多いが、現在では広く普及している。

 ヒットの種は日常の小さな不便を便利に変えることの中に隠れて

 いるのかもしれない。

この記事に関するお問い合わせ先

地域産業振興課

〒141-0033
東京都品川区西品川1-28-3
電話番号:03-5498-6340 ファックス番号:03-5498-6338