【品川区製造業支援メルマガ】第45号/ビジネス支援図書館5月の講座のご案内

更新日:2019年10月01日

【品川区製造業支援メルマガ】第45号 ビジネス支援図書館5月の講座のご案内 送信元:品川区産業振興課 (電話)03−5498−6333

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 品川区製造業支援メールマガジン 第45号 2008年 5月8日

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 編集発行:品川区産業振興課

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 本メールは品川区製造業支援サイト登録企業を対象とした

 メールマガジンです

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 品川区産業振興課

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 品川ネット見本市

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 ■目次

 1.産業振興課インフォメーション

  ・ビジネス支援図書館5月の講座のご案内

 2.ものづくりコラム

  ・ファスナー、その長さは地球62周分

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      1.産業振興課インフォメーション

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 ▼ビジネス支援図書館5月の講座のご案内▼

【テーマ】ハイビジョンカメラの動向と今後

    〜地上デジタル放送によるハイビジョン時代の到来〜

 ※開催日・時間:平成20年5月14日(水)18時から20時

 ※場 所:大崎図書館2階 講習室

 ※講 師: 田中 正俊

  【 共信テクノソニック�� ISS営業部アドバイザ・

    元ソニー�梶iビデオカメラ商品企画等を担当) 】

 ※講師からのメッセージ:

 2011年、テレビ放送は、地上デジタル放送に完全移行され

 デジタルハイビジョン放送となります。また、携帯電話、ハンディムービー、

 セキュリティ監視用、放送用、シネマ用、産業用などの各種カメラは、

 現在ハイビジョン化に向けて加速しています。

 技術的には、CCD素子からCMOS素子に移りつつあるカメラの変化と、

 フラッシュメモリー、ブルーレイの登場による記録素子の変化が見られます。

 また、有機ELなどのファインダの出現により、今後どんなカメラが必要とされるかを考察します。

 ※月例講座のご案内《文責:品川区カタリスト・マネージャー 藤井達雄》

 講師は、ソニーでビデオカメラやテレビ放送用カメラの企画・開発を

 担当なさっていた田中正俊様です。

 ソニー商品部長当時の、日本電気機器工業会での

 「”映像・画像”私の30年」というご講演をはじめ、CCDカメラや

 画像処理の世界で、造詣深いご講演で有名な方で、

 テレビカメラ技術用途の拡大や、ハイビジョン化への撮像・記録・

 表示技術のトレンド等のお話です。

 田中正俊先生は、ソニーでの商品企画部門をご担当後も、

 �潟lットカムビジョン社長、共進テクノソニック�潟Aドバイザーとして

 映像情報産業界でご活躍です。

(追伸)お申込後、もし急なご用事で出席できなくなった場合は、

 直前でもお知らせ頂けますよう、よろしくお願い申しあげます。

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://lib.city.shinagawa.tokyo.jp/bl/osaki_b_kouza_0715.html

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 当講座の申込方法:事前に品川区産業振興課工業係まで、

 電話またはFAXでお申込みください。

 ( TEL : 5498-6333 / FAX : 5498-6338 )  

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    2.コラム 〜ものづくりコラム〜

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 ▼ファスナー、その長さは地球62周分▼

 ズボンやスカート、上着などの洋服、あるいは鞄や財布などにファスナーが

 よく使われています。スライドするだけで自在に開閉でき、ボタンに比べて

 密閉性が高く、また着脱や物の出し入れを容易にしています。

 現在、日本のファスナーのほとんどを、そして世界のファスナーの50%近くを

 作っているのはYKKです。

 YKKの創業者は20歳の時、貿易商になる夢を胸に富山県魚津から

 上京してきた青年です。名前を吉田忠雄といい、勤めていた会社が4年足らずで

 倒産してしまい、その時に出会ったファスナーに先見を見出し、25歳のときに自ら

 「サンエス商会」を立ち上げ、ファスナーの製造・販売を始めます。

 サンエス商会は発展を続け、昭和13年には従業員が100名を越え、江戸川区に

 自分の工場を持つまでになりますが、昭和20年、戦火が悪化したために従業員を

 故郷に帰し、工場を閉鎖しなければならなくなりました。この時、吉田は従業員に

 「すべてが無くなりゼロになっても、またゼロから始める」ことを約束したといいます。

 戦後、言葉通り、誰もいなくなってしまった工場でファスナーの製造を再び始めます。

 しかし、ゼロからのスタートではなく、得意先や従業員との心のつながりが残っており、

 手紙を書いて出すと、従業員は再び吉田の元に戻ってきました。

 そして、材料の調達など苦労しますが、製造したファスナーは評判が良く、

 営業を続けるとかなりの注文を受けたそうです。

 社名は1938年に「吉田工業株式会社」と変わり、その英文社名の

 「Yoshida Kogyo Kabushikigaisha」の頭文字をそれぞれとって、

 ファスナーの商標名としたのが「YKK」の呼び名の始まりです。

 現在では社名は「YKK」に変更され、世界各国で親しまれるようになりました。

 また種類や色、デザインも豊富になり、様々なファスナーが作られています。

 例えば、1969年7月20日、アポロ11号が人類ではじめて月の表面に着陸しました。

 その時の宇宙服には、空気を通さないYKKの気密ファスナーが使われました。

 また、青函トンネルでは水を通さず、海水でも錆びることのない

 水密ファスナーが使われています。吉田は志が高く日本では

 ほとんど海外進出をしていなかった時代、1959年にニュージーランに進出をはじめとして、

 1964年には本格的な海外進出として米国のニューヨーク、

 オランダのスネーク市に工場を開設しました。

 このように苦労を乗り越えてファスナーに熱い情熱を懸け、

 失敗を恐れず挑戦したことが、世界中でYKKのファスナーが使われるようになった

 重要な要素になっているのではないでしょうか。

 現在では、一年間に250万キロメートル(地球約62周分)が生産されています。

この記事に関するお問い合わせ先

地域産業振興課

〒141-0033
東京都品川区西品川1-28-3
電話番号:03-5498-6340 ファックス番号:03-5498-6338